女性SEとして活躍していても、女性特有の悩みを持っている人はいます。その悩みとしてまず第一に挙げられるのが、結婚とそれにまつわる家族との関わりの問題です。女性の社会進出が進んだと言っても、結婚に際し仕事を続けるかどうかの判断は依然として深刻な分岐点です。仕事を続けたいという明確な信念を持っているのであれば、この問題は解決できるケースが多いでしょう。しかしそれ以外のケースでは家族などに影響され、決断できずに悩んでしまうことが少なくありません。人の意見は一度脇に置き、自分はどうしたいのか見つめ直すことが大切です。

その他の悩みとしては、残業に関する悩みが挙げられるでしょう。納期があるので仕事量が時期によって変わり、納期前は忙しくどうしても残業などが続いてしまうことがあります。体力的・精神的にもきつい場面があるので、女性でもいざと言う時に長時間連続して働ける体力が必要です。最悪の場合、会社に泊まり込むという場合も想定されることを理解しておきましょう。ただし、その一方でIT業界は働き方改革が進んでおり、管理を徹底し残業時間の抑制に取り組んでいる企業も多いです。納期前であっても余裕を持って働ける企業もあります。求人に応募する前に、こうした取り組みについて確認しておくと良いでしょう。

また、IT業界は男性の割合が多いため、男性の考え方で物事が進みやすいという側面があります。いろいろ悩まず、さっぱりとした性格で、男性とも対等に意見を述べ合える女性がこの職業には向いていると言えるかもしれません。ただ女性特有の細やかな気遣いが思わぬ好影響を及ぼすことも多々あります。そのためそこまで深く悩む必要はないでしょう。